眠る獅子、揺り起こす※ネタバレ
暗転、ノクターン
真ん中のマイクスタンドに歩いてくる人影...
待ち焦がれたその姿を目の前にして、私の感情はもう抑えられなかった。
錦戸亮のはじまり。
ギターを背負いライトに照らされた彼の姿は、今まで見てきたどの姿よりも"生きてる"感じがした。
その身を削りながら、今この瞬間”この時間”のために立ってる。
距離感は近いのに圧倒的なオーラは今まで以上かも知れない。
生身の錦戸亮がもつ空気感は決して安易ではないし、手が届くものでもなく。
近いのに遠く感じる。
群れから離れたノマドライオンそのものの孤高さ、佇まいがそこにあった。
会場のキャパが以前とは小さくなっているけど、彼自身が持つパーソナリティはさらに磨きがかかっているように思えた。
やりたいことをやってる充実感。
自分が楽しいと思うことをみんなにも楽しんでもらいたいという理想へのひとつひとつの積み重ねが、さらに彼を魅力的な存在にする。
矛盾しているけれど、彼のあたたかさとか優しさがその遠さを近くにさせてくれる。
その優しさに奢らず、一定の距離で応援していきたいし一緒に楽しんで生きたいと実感。
そう思うとどうしようもなく、心が震えた。
※ネタバレあるよ!注意してな!
はい。
そんな感じで11月19日Zepp Osakabaysideと11月22日豊洲PITに行ってきました。
ノクターン、笑った。なんかほんとりょうちゃんらしいというか。
point of departureのアコギの音が開始の合図とはもうほんとエモーショナルですね。
10月1日0時に公開された映像を見たときと同じぐらいの高揚感がこのリフを聞いてぶち上がりました。
まあ最高。(語彙力)
曲の感想とかはアルバムでてちゃんと聞いてからしたいなと思うので一旦割愛したいところ(笑)ですが、言いたいとこだけ書くので順不同だしうろ覚えかも?
まず1回目のライブで一番耳に残ったのはオールドスクール。物販でずっと流れてたから(笑)っていうのもあるけれどメロディーがめちゃめちゃいい。
カントリー調のアップテンポでりょうくんお得意のオケもあり思わず手拍子したくなる踊りだそうと体が動き出すそんな曲。
実際物販でかかってる時に思ったのがユニバとかTDLとかでわくわくしながら待ってる感じとかお店で何買おうかなって悩みながら誰かを想ったりとかそんな情景が目に浮かんで、実際物販にならんでる自分が何買おうかな?どれにしようかな?ってわくわくしながら待ってたので、彼がスプラッシュマウンテンを思い浮かべて作った~って言っててわかる!!!ってなった。
歌詞もね、かわいい。覚えてないけど(笑)
アンブレラはファルセットが心地良くて打ち込み系のメロディもかなり好き。
ライティングもきれいだった(乏しい感想)(すまない)
ヤキモチはなんせ口笛かわいい。過去のレポ見てると19日はめっちゃいい出来だったと思うねんけど(なんせ正解しらん!)、22日は途中で笑ってしまってアカンかったやつでした(笑)
口笛!?って思っててごめん...ていう私の懺悔もありつつ(笑)
でも口笛もすごい耳に残るから彼の選択する音と音の繋ぎが好きだなって改めて思う。
はやく全部聞きたいなーーーー!!しかもう頭にない。
歌詞もちゃんとみたい。聞き取りだけでは私の耳は無理だ...
ちゃんと覚えてる訳ではないけどふとした瞬間に頭の中でライブの音が蘇って、あ、これあの曲だ!ってなる不思議な体験。(メロディ口ずさんでるのに次の瞬間あれ?ともなる)(いわゆるポンコツ)(不覚...)
で、これはちょっと話はそれてしまいますけど、知らない曲が多くてごめんねってよくりょうくんが言ってるんだけど私は(え、上等やんかかってこい!)ぐらいの意思なので全然気にしてないんですよね。
実際これまでにそういうライブを三浦大知くんと星野源ちゃんで経験した訳ですが、やっぱりそのどちらも知らない曲でも音が入ってくるんですよね。
これ、すごいことだと思うんですよ。
もちろんベースにはこのアーティストの音の癖というからしさってあるからそういうのが自分にハマってることが前提なのかも知れないんですけど。
知らないけどこの曲好き!とか楽しい!とか周りのレスポンス見渡したりして自分も一緒に乗っかろうとする。
それを亮くんのNOMADライブでも実感して、サイリウムとか腕上げたり音を取るのにこうっていうルールはなくて、自由でいい。恥ずかしいことでもなくて。
体が動くままに揺らしたらいいんだよって思うんですよね。
ライブの中で知り体験してきて、育ってきたような人間なのでちょっと特殊なのかもしれないけれど(笑)
まあだから何が言いたいかというと楽しんだもん勝ちやで。ってこと。
自分の殻一回破ってみてもいいんじゃない?って。
はい、話戻しまーーーす。(笑)
今までに彼が作ってきたグループ時代の既存曲も35歳のりょうくんが歌うことでより一層深みがあるというか。
声も歌い方もそれなりに経験を積んでいらっしゃるので当時のような若々しいcodeでもスケアクロウでもHalf Downでもなく。
彼自身がアップグレードされてる分、曲の色も成熟した色味が変わっている。
(どこがどうとかは感じ方なので聞くでない)(聞かれても答えられないよね)
近年の曲でもTokyoholicは7人、6人の編成を経て、1人で歌うことになったけどやっぱり信頼と実績の錦戸亮ちゃんです。作詞曲者の強みです。マジでかっこいい。
煽られてしまった日にはもう...意識ぶっ飛んでますね。
Tokyoholicに関してはツイッターでしつこいぐらい言ってるんでこれ以上は控えます(笑)すいません。ほんと大好き過ぎて暑苦しいよねごめんごめん(笑)
trafficもグループでやってるとセトリの関係で今度いつ聞けるのかわからないとこあったからこうやってまた聞けて嬉しい。この曲もりょうくんでさえ当時のレコーディングの歌と格段に違ってますよね。
ほんとここ2年ぐらいでぐっと歌い方が変わった。
歌詞の中にある、
果てしなく続く道、まだ見えない困難もあるだろう
いつの間にか増えてた傷も隠していけるかな?
後戻りなど出来やしないことスタート地点で知ってたはずなんじゃないの?
選んできたルートは間違っちゃいないんだ そんな自信も生まれてきちゃいます
辿り着けるさきっとこんなペースでも 想定外の展開も全然OK
遙か先にあるそのゴールまで
このあたりの歌詞がまずぶっささりますよね。
あの時と今の状況は違うけど、現状の判断も間違っていないと未来に向かって肯定していかなきゃいけない。
そんな彼の決意もこの曲が今歌われることで一層ノマドと同じく決意表明みたいなものになっていくのかなとか思ったりしました。
要は考え方とか根本的なところで彼自身が変わった訳でもないんだろうなって。
常に自分が判断したことに対して肯定させる働きをしてきた人だから、きっと。
あとねー美人なお姉さんのとこでニヤってするのほんと確信犯です。捕まえます。タイホ~~~!!ってふざけたことも言いつつ曲の感想も少しだけ書きましたけど、結局は個人の感受性によりけりなのでみなさんが見て聞いたものが正解です。
でも多分きっとこれだけはみんな思うんじゃないかなっていうのが、
錦戸亮の音楽性に間違いはない。
というところですかね。
あんまりかな?って思う瞬間は全くなかった。
新たに作った曲にしてもひとつひとつが個性があって、一つのイメージに囚われないところが彼のオールラウンダー的な要素のひとつかなと思います。
どれも違うけど、違うから楽しいし違うのに楽しめる。
本当にすごいなと改めて思います。
あとこれは再始動してから色んな活動の中(MCしかり)で感じたことなんだけど亮くんってきっとファンに見返りを求めてないのかなって思う。
見返りって表現が適切かはわかりませんが、まあそんなダサい男ではないのは確かですが(笑)
なんかね、ただ消費されるだけじゃなくて自身にも作品にも"価値"に重きをおいていてそれを追求するために見合う努力をされているのかなと。
だから応援してくれてる人が頑張れる要素であるとか、応援したいと思ってもらえるようにとか、そういう気持ちを大事にする人なんだろうなって思ったというかファンにこうして欲しいとかああして欲しいとかないよねって思って。
自分は自分でやりたいこと楽しいことをやるから賛同してくれるなら好きにどうぞ!
そう思ってもらえたら嬉しいです!ぐらいの気持ちでいっそ清々しいスタンス。
なので私も見返りを求めないでいたいと思う。
亮くんにあれして欲しいとかこうして欲しいとかお仕事の面でそういう願望はもちろんあるけど言わないって決めてる。
彼が進みたいと思った方向に向かってくれたら自然とそれが私の夢の先なので、自分の欲求よりも彼自身がやりたいことへの欲求を満たしてくれることが先決かなぁ。
今はきっと一個ずつステップアップしていきたいんだろうなって思うし、しっかりと地に足ついてると思うし浮ついてない感じが本当にできる男というか人として社会人として尊敬する。
ライブの円盤化もホール公演、アリーナ公演もやりたいと思ってくれてるならお願いしたいしそれを全力で支えるぐらいに意気込みも覚悟もあります。
だけどそれを押しつけたくないなって。
選択肢は両手からこぼれ落ちるほど、きっとたくさんあるでしょうし。
そのひとつひとつ彼が選んだものを大事にしたい。
自由に羽ばたく白鳥のように美しくキラキラと好きなように飛び回っていて欲しい。
(これも押しつけになるのか?)(わからん)
ほんとすぐに、最速で(笑)帰ってきてくれて今もこうやって彼とファンとでやりとり出来てることが幸せなことだと9月5日の脱退以降から思い知らされてるのでその気持ちを忘れたくない。
なにも当たり前の状況なんて何一つないんだって思うから。
CD発売もDVD発売も雑誌に掲載されることも、テレビに出れることも。
ライブが出来ることもなにひとつ当たり前じゃない、誰かの、いやりょうくんの努力や頑張りによって実現できてると思うから安易にこうしてああしてと言えない。
提示されていくひとつひとつにちゃんと乗っかって、楽しんで、そうやっていきたい。
まずはツアーが無事に最終公演まで滞りなく、完走できますように。
オーラス(笑)のなんばハッチも参加させていただきます。
ありがたく、思う存分ぶち上げてこようかな?
眠れる獅子が、本能のままに目覚めた。
その背中にたくさんの思いを乗せて走り出す。
この状況をあなたはどう見るのか?
さあ、始めようか。
笑って死ねる最高の時間を。